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title: "2026 グローバル脅威レポート｜八つの数字が支えられる範囲 | TauX"
description: "CrowdStrike 2026 グローバル脅威レポートの八つの数字、それぞれがどう測られたか、そしてそれがどこまで一般化できるかについて何を意味するのか。"
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  en-US: "https://taux.io/en-US/threat-landscape"
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# Threat Landscape 2026 — 世界の脅威レポートの数字をどう読むか

CrowdStrike 2026 グローバル脅威レポートの八つの数字と、それぞれがどう測られたのか——それが、どこまで一般化できるかを決めます。

目次

*   [まず読み方](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#how-to-read)
*   [八つの数字](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#numbers)
*   [速さ](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#speed)
*   [ファイルを置かない攻撃](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#malware-free)
*   [AI を使う攻撃](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#ai)
*   [国家が背後にいる相手](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#nation-state)
*   [守る側にとって何を意味するか](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#what-it-means)
*   [出典と限界](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#source)

00

## 数字より先に、読み方

見る値打ちはありますが、これは全数調査ではありません。**脅威レポートのデータは、ベンダー自身の製品テレメトリとインシデント対応の案件から来ます**。母集団はその顧客環境——EDR（エンドポイントの検知と対応）を導入している、たいていは予算のある組織です。

数字が捏造だという話ではありません。どの数字にも三つの限界がついて回るという話です。**どんな環境で測ったか、何で測ったか、その道具に何が見えているか**。この三つを飛ばすと、「EDR のある環境で見えた姿」を「世界の姿」だと思い込むことになります。

使うときの目安

この種のレポートは**攻撃手法と傾向の情報**として使ってください。実際に対応した案件から来ている、いちばん確かな部分です。**避けたいのは**その割合を自分の組織のリスク確率の土台にすることです。それには自分の環境のデータが要ります。

01

## 八つの数字

以下の数字はすべて CrowdStrike 2026 グローバル脅威レポートの公開ページから。対象は 2025 年の観測データです。

| 数字    | 意味                                                                                                 |
| ----- | -------------------------------------------------------------------------------------------------- |
| 27 秒  | [eCrime の breakout time の最短](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#speed)——記録された最短値であって、平均ではありません |
| +65%  | [breakout の速さの前年比](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#speed)                                   |
| 82%   | [2025 年の検知のうち、悪意あるファイルを伴わないもの](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#malware-free)（malware-free）  |
| +89%  | [AI を使う攻撃者による攻撃の増加](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#ai)                                     |
| 90+   | [組織で、正規の AI ツールが悪用され](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#ai)不正な指示の生成に使われた                      |
| +550% | [ChatGPT が犯罪フォーラムで言及された回数](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#ai)ほかのどのモデルより多い                  |
| 40%   | [中国系の攻撃者が突いた脆弱性のうち、エッジ機器を狙ったもの](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#nation-state)               |
| +266% | [国家が背後にいる相手によるクラウド経由の侵入の増加](https://taux.io/ja-JP/threat-landscape#nation-state)                   |

02

## 速さ：27 秒と +65%

この数字は何か

**Breakout time**最初に入られた一台から、環境内の別の一台へ横に移るまでの時間です。測っているのは守る側の**時間の予算**——攻撃が広がる前に、検知・判断・封じ込めをすべて終える必要があります。記録された最短は 27 秒、平均の速さは前年比 65% 増でした。

どう読むか

**27 秒は最短値であって平均ではありません。**平均だと思うと状況をひどく読み違えます。多くの攻撃はここまで速くありません。ただ正直な使い方が一つあります。**最悪の場合に残された時間**を示していることです。人がまず目を通さないと動き出さない手順は、この桁では間に合いません。

「+65%」のほうが「27 秒」よりずっと使えます。同じ測り方で二つの年を比べたものだからです——**同じ物差しで二度測れば、物差し自体のずれは打ち消されます**。ベンダーのレポートで最も見る値打ちがあるのはこの種の数字です。前年比は絶対値より信用できます。

03

## ファイルを置かない攻撃：82%

この数字は何か

2025 年の検知の 82% が malware-free——攻撃の過程で悪意あるファイルを落とさず、OS 標準のツール、正規のソフト、盗んだ認証情報を使うものでした。

どう読むか

これはレポート全体で**最も慎重に扱うべき数字**です。二つのことを同時に映しているからです。

1.  01攻撃者のふるまいが実際に変わっていること。これには独立した証拠が数多くあります。
2.  02**そして、検知する力そのもの。**「ファイルのない攻撃が見える」ことは、まさに EDR 製品の売りです。ふるまいが見えずファイルしか見えない道具なら、malware-free の割合はゼロになります。攻撃がないからではなく、見えていないからです。

ですからこの割合が確かに描いているのはしているのは**「EDR のある環境で何が見えるか」**であって、世界全体の攻撃の内訳にそのまま広げることはできません。

ただし、実務の結論は変わりません

本当の割合が 82% でも別の数字でも、向きははっきりしています。**ファイルの特徴を中心に据えたウイルス対策では、検知の大半をつかまえられません**。この結論は、あの割合が正確でなくても成り立ちます。

04

## AI を使う攻撃：+89%、90 以上、+550%

この数字は何か

AI を使う攻撃者による攻撃が 89% 増加。90 を超える組織で**正規の AI ツール**が不正な指示の生成に悪用されました。ChatGPT が犯罪フォーラムで言及された回数は、ほかのどのモデルより 550% 多いという結果です。

どう読むか

「AI を使った」という区分の**線引きはベンダーが決めています**。レポート間で比べられません。ですから「+89%」は同じレポート内部の傾向として読み、他社の数字と並べないでください。

「+550%」が測っているのは**フォーラムでの言及回数**です。話題の多さの代理指標であって、実際に攻撃へ使われた回数ではありません。ChatGPT が最も多いのは、それがいちばん普及していることの反映でもあります。

**「90 を超える組織で正規の AI ツールが悪用された」が、この三つで最も確かです**——数えられる事象であって、割合でも、定義しないと判定できない分類でもありません。そしてこれが指しているのは、このサイトの別のページで扱っていることです。問題はモデルそのものではなく、**誰が何を食べさせられるか、そしてそれに何を許しているか**。 

関連自社で動かす LLM アプリをどう守るかは[OWASP LLM Top 10](https://taux.io/ja-JP/owasp-llm-top-10)を。とくにプロンプトインジェクションと、権限を渡しすぎる話の二つ。

05

## 国家が背後にいる相手：40% と +266%

この数字は何か

中国系の攻撃者が突いた脆弱性の 40% が**エッジ機器**を狙ったもの。国家が背後にいる相手による**クラウド経由の侵入**は 266% 増えました。名指しされている相手には OPERATOR PANDA（中国）、FAMOUS CHOLLIMA（北朝鮮）、PUNK SPIDER（eCrime）が含まれます。

どう読むか

特定の国に結びつける判断は**ベンダー自身の情報分析の手法に依っており**、その手法は全部が公開されているわけではありません。脅威情報の分野では普通のことで欠陥ではありませんが、この種の分類は外部から独立に検証できないということです。

台湾の組織にとっては、**「40% がエッジ機器」のほうが、誰の仕業かよりずっと重要です**。エッジ機器——VPN のゲートウェイ、ファイアウォール、ルータ、NAS——はたいていエンドポイント保護の外にあり、更新の間隔が長く、破られればそのままネットワークの内側に立たれます。「誰の仕業か」とは無関係に、いますぐ棚卸しに使える方向です。

06

## 守る側にとって何を意味するか

上の限界をすべて差し引いても、残る方向はそのまま成り立ちます。どれも、特定の割合が正確であることに依存していないからです。

1.  01**対応の速さは設計の問題であって、人手の問題ではありません。**人がまず目を通さないと動かない手順は、秒単位の横移動に追いつきません。
2.  02**主戦場は身元と認証情報です。**攻撃者がファイルを落とさなくなるほど、正規に見えるログインへの依存が強まります。
3.  03**エッジ機器を棚卸しに入れること。**どの資産台帳にも載っていないことが多く、それこそが狙われる理由です。
4.  04**自分で入れた AI ツールが新しい攻撃面です。**レポートの「正規の AI ツールが悪用された」90 余りの組織が使っていたのは、自分たちで買ったものです。

この四つは、どれも数字が正確であることを必要としません。**割合が正確かどうかでレポートの値打ちが決まるなら、そのレポートはたいてい判断には使えません。** 

出典と限界

## この数字はどこから来たか

すべて[CrowdStrike 2026 Global Threat Report](https://www.crowdstrike.com/en-us/global-threat-report/)の公開ページから。**確認日 2026-08-06**。対象は 2025 年の観測データで、著作権は CrowdStrike にあります。

このページは**公開された要点をまとめ、読み方を添えたもの**であり、レポートの内容を複製するものではありません。データと研究成果は TauX のものではありません。方法論、図表、相手の分析を見るには原典をお読みください。

このページの解釈、訳語、守る側への提案は TauX が書いたもので、**CrowdStrike の立場を示すものではありません**。レポートのデータ源の限界を指摘することは、その誠実さを疑うことではありません。テレメトリを扱うときにいつもすべきことであり、それは私たち自身が出す数字にも当てはまります。

## この傾向が自分の環境に何を意味するのか

レポートが語るのは世界の姿です。要るのは自分の資産台帳と、露出している面。そこは棚卸しから始まります。

[相談を予約する](mailto:hello@taux.io) [データガバナンスのサービスを見る](https://taux.io/ja-JP/data-governance)
